カネタの織物Textile

超高密度への挑戦

織物は打ち込みが多ければ多いほどいい生地か?と言うと、そうではないかもしれない。
しかし、打ち込みを増やすほどに「織り」の難しさは倍増する。
カネタではミリ単位の微調整を重ね、今の限界を超えて打ち込む、という技術に愚直に追い求めていく。

超強撚生地(強撚糸)

"落ち感とハリ"両極併せ持った生地

強撚糸は撚りを強くかけることにより、同番手の糸と比べ糸内部の繊維が密となる。
そのため、生地にするとハリがでて、シワになりにくい。
さらに通常の糸と比べ重くなるため落ち感がある生地に仕上り、ハリがあるのに落ちるという相反する性質を併せ持つ。

吸湿性と速乾性に富んだ生地
吸湿性と速乾性に富んだ生地

カネタの強撚は1メーターあたり2,000回以上の撚りをかけた超強撚糸を使うため、強撚の特性をさらに強め、独特の風合いとなるが、通常の糸よりも2倍以上の撚りをかけているため、撚り戻りのチカラも強大で、超高難な素材。

コーデュロイ

創業時より生産している生地

コーデュロイは緯パイル織という組織で織り上げ、その後、専門の工場でパイルを切っていくカッティング、さらに生地を揉み込み畝を立たせる工程、強力な炎で余分な毛羽を焼く毛焼き等、コーデュロイ製作に必要な専門工場が不可欠で、その特異性から現在ではこの掛川、磐田地区は国内唯一のコーデュロイの産地となっている。

創業時より生産している生地
吸湿性と速乾性に富んだ生地

コーデュロイは創業当時から織られている生地で、産地の特色を活かし、カネタ織物では一般的なコーデュロイより高品質かつ独創的なアイテムを今後も目指していく。