設備・工程Equipment

設備について

旧型シャトル機械

カネタ織物では、シャトル織機を県内最多の22台を所有しております。

シャトル織機の取扱には、確かな織物技術と機械の修理技術が必要となりますが、創業70年以上の実績により、熟練の職人を有し古い織機をメンテナンスしながら、シャトル織機でなければ織れない布を製織しています。

旧型シャトル機械

レピア織機

レピア織機

分速400~500回転の高速のレピア織機。
織機へセッティング時の幅で約180cmでの製織ができ、
緯糸を最大8種類まで打ち変えながら進行でき、多彩な織柄を表現可能。
※織り上げ、仕上げ加工後のあがり幅はセッティング幅から約2割前後縮みます。

工程

糸作り

1 糸作り

カネタの強撚生地は糸つくりから。通常の二倍ほどの強力な撚りをかけ、糸の強度と伸縮性、独特な質感を与えていきます。
その後、糸を火にくぐらせることにより、糸の表面についたケバを焼き切り、光沢を出すガス焼きかけて糸を作っていきます。

経通し(へとおし)

2 経通し(へとおし)

生地を織るための工程は、「経通し」という作業から始まります。

一本一本の糸を職人が手通しで行います。
また、以前織った生地を続けて織る場合は、「たね」が残っているため、「タイニングマシン」という機械で結ぶこともあります。

織りつけ

3 織りつけ

経通しをした経糸を使用して、「織りつけ」の作業を行います

シャトル織機は、マニュアルの機械仕掛けになっているので、細かな部品を職人が全て手作業で調整します。
使用する糸の質感等に応じて微調整を行い、最も適した状態で生地を織る準備します。

生地の織り上げ

4 生地の織り上げ

経糸と緯糸(シャトル)の調整を終えると、シャトル織機が稼動します。

糸に負担をかけないよう開口するすき間を、緯糸をのせたシャトルが何度も何度も往復し、緻密でふっくらとした風合いの生地が織りあがっていきます。

染織

5 染織

生地の種類、特性により、生地に膨らみを持たせる液流染色、生地の芯まで染料を浸透させるコールドバッジ染色、ストライプや独特なムラ感を出す先染めを使い分ける。